車内の消臭 ― ニオイの原因の見分け方と対処
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車内のニオイを消す作業は、発生源を特定することから始まります。 シート、フロアマット、エアコン、天井、トランクのどこから出ているかで、 効く方法がまったく変わるためです。 芳香剤は、においを別のにおいで上書きする方法なので、発生源が残っていれば数日で戻ります。
32-WASHはオゾン発生器とスチームクリーナーを保有していないため、 オゾン脱臭とスチーム洗浄は行っていません。 できるのは、においの元になっている表面の汚れを取り除き、 換気と拭き上げでにおいを軽くすることまでです。 このページでは、原因の切り分け方、ご自分でできる対処、 そして32-WASHで対応できる範囲の境界をまとめました。
32-WASHの施工は汚れの除去を目的としたもので、 健康や体調に関する効果をうたうものではありません。除菌・抗菌のメニューも用意していません。
ニオイの発生源を切り分ける方法
切り分けの手がかりは「においの出方」です。 エアコンをつけた瞬間だけ強いのか、閉め切ると強くなるのか、雨の日だけなのかで、 原因の場所が絞り込めます。
原因を特定しないまま消臭剤を足しても、においが混ざるだけです。まず場所を決めます。
| においの出方 | 推定される発生源 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| エアコンをつけた瞬間だけ強く、 しばらくすると弱くなる |
エアコン内部(エバポレーター)、 エアコンフィルター |
送風だけ(A/Cオフ)にして同じにおいが出るかを確かめます |
| 閉め切って時間が経つと強くなる | シート、フロアカーペット、 フロアマットなどの繊維 |
2時間換気してから閉め切り、においが戻るかを見ます |
| 雨の日・梅雨時だけ強い | 湿気とカビ。フロアの下、 スペアタイヤスペースの水たまり |
マットとフロアボードをめくり、湿っていないかを触って確かめます |
| 乗り込んだ瞬間だけにおう | 天井の内張り、ピラー、 ダッシュボードなど上面に付いた成分 |
天井を白いクロスで拭き、黄色い汚れが移るかを見ます |
| 後席・荷室のほうが強い | トランクの液もれ跡、 ラゲッジマットの下、スペアタイヤスペース |
荷物を全部出し、ボードを外して確認します |
| 場所を移動するとにおいが変わる | シート下、シートレールの溝、 ドアポケットの底に落ちた食べこぼし |
シートを前後にスライドさせ、懐中電灯で下をのぞきます |
30分でできる切り分けの手順
- フロアマットを4枚とも外して、車外に置く。 マットは車内でもっとも汚れが集まる場所です。 外した状態で車内のにおいが弱くなるなら、原因はマットにあります。
- ドアを全部開けて、2時間ほど換気する。 こもった空気そのものが原因の場合、これで解決します。 日差しのある日のほうが早く抜けます。
- 閉め切って30分置き、乗り込んでにおいを確かめる。 戻ってくる場合、発生源が車内のどこかに残っています。 戻らない場合は、換気の不足が原因でした。
- エンジンをかけ、A/Cをオフにして送風だけを回す。 このときににおいが出るなら、フィルターかダクトが候補です。 A/Cを入れた瞬間に強くなるなら、エバポレーターが候補になります。
- シートの座面を、湿らせた白いタオルで押さえる。 色が移る、または押すと湿り気がある場合、繊維の内部に発生源があります。 この状態は、表面の拭き上げでは軽くなりません。
車のエアコンが臭いとき
エアコンをつけた瞬間だけ強くにおう場合、 原因は車内の繊維ではなくエアコン内部にあることが多くなります。 確認する順番は、フィルター → エバポレーターです。
冷房で発生した結露がエバポレーター(熱交換器)に残り、 そこにホコリが付いて、においの元になります。
まずエアコンフィルターを確認する
もっとも費用が小さく、効果が出やすいのがフィルターの交換です。 多くの車種では、助手席のグローブボックスを外した奥に入っています。 車種によっては、工具なしでご自分で交換できます。
交換の目安は、走行1万kmまたは1年に1回とされていることが一般的です。 外してみて、灰色に変色していたり、葉やホコリが詰まっていたりする場合は、 交換が先です。 この状態のまま他の対策をしても、においは戻ります。
32-WASHはエアコンフィルターの交換を行っていません。 ニオイの原因がフィルターにありそうだと判断した場合は、 先に交換されることをおすすめしますとお伝えしています。
エバポレーター洗浄は整備工場の領域です
フィルターを替えても改善しない場合、エバポレーターそのものにホコリと水分が残っている可能性があります。 この洗浄は、内装を分解して洗浄機材を差し込む作業になり、 専用の設備と、外した部品を戻す整備の知識が必要です。
32-WASHでは行いません。 設備がなく、持っていない設備で作業をするとお車を傷めるためです。 エバポレーター洗浄は、整備工場・ディーラー・一部のカー用品店で扱っています。 費用は作業方法によって幅がありますが、数千円から1万円台で案内されていることが多いようです。 実施される工場の見積りをご確認ください。
32-WASHが対応できるのは、吹出口のルーバー(羽根)と周辺のブラッシングまでです。 指が入らない隙間を細筆とブラシで掻き出し、隙間用ノズルで吸い取ります。 ここにホコリが溜まっている場合は、これだけでも空気の通りが変わります。
自分でできる、エアコン臭を出しにくくする使い方
- 降りる数分前にA/Cを切り、送風だけを回して内部を乾かす
- 外気導入と内気循環を使い分け、内気循環のままにし続けない
- 雨の日に持ち込んだ傘や濡れた靴は、その日のうちに車外へ出す
- 晴れた日に、ドアを開けて車内を乾かす時間をつくる
- フィルターの交換時期を、車検や点検のタイミングで確認しておく
市販の「エアコン消臭剤」には、吹出口から噴霧するタイプと、 フィルターの位置から入れるタイプがあります。 いずれも表面に届く範囲での対処で、エバポレーターの汚れそのものを取り除くものではありません。 使う場合は、製品の説明にある使用方法をご確認ください。
タバコ臭・ペット臭・カビ臭
この3つは、いずれも発生源が繊維の内部や、内張りの裏側にあるという点で共通します。 表面を拭くと一時的に弱くなり、数日で戻ります。
タバコのヤニ・タバコ臭
タバコの成分は、車内のすべての面に付着します。 とくに天井の内張りに多く残り、乗り込んだ瞬間のにおいの主な出どころになります。 内窓が白くぼやけるのも、樹脂から出る可塑剤とタバコの煙が膜になるためです。
32-WASHが対応できるのは、内窓の油膜除去と、樹脂面・内張りの拭き上げまでです。 天井のヤニ取りは行いません。 加熱を伴う処理が向く一方で、スチームクリーナーを保有していないこと、 そして濡らしすぎると内張りの接着剤がゆるんで生地が垂れることが理由です。
ご自分で天井を拭く場合も、水分を多く含ませないでください。 一度垂れた天井は、張り替えの領域になります。
ペットの獣臭・尿
抜け毛は取り除けます。 繊維に編み込まれた毛は吸引だけでは持ち上がらないため、 ラバーブラシで一定方向に掻き出し、立ち上がった毛を吸う、という順序で処理します。 荷室に直接乗せている場合は、マットの下とスペアタイヤスペースまで確認します。
獣臭は軽くなりますが、戻ります。 においの元は、被毛に付いた皮脂と唾液、そしてシートに染みた尿で、 いずれも繊維の内部に入っているためです。 尿がシートやカーペットに染みている場合は、 抽出洗浄が必要な領域で、32-WASHでは対応できません。
ペットの毛やダニ、そのフンはアレルゲンとして知られていますが、 32-WASHの作業は汚れの除去を目的としたもので、 アレルギーや健康状態に関する効果をうたうものではありません。
カビ臭
車内でカビが出るのは、水分・温度・栄養(汚れ)の3つがそろったときです。 雨の日に濡れた傘や靴を持ち込む、洗車後にドアの内側を拭かずに閉める、 エアコンの結露が抜けきらない、といった状況が続くと、シートやフロアの繊維で増えていきます。
この状態を戻すには、繊維の内部に入ったカビと、その栄養になっている汚れを 抽出洗浄で取り出し、送風で乾かす工程が必要です。 32-WASHはリンサー・オゾン発生器・送風機のいずれも保有していないため、 この作業を行えません。
ご自分でできることとしては、雨の日に持ち込んだ水分をその日のうちに換気すること、 晴れた日にドアを開けて車内を乾かすこと、 フロアマットとフロアボードをめくって、下が湿っていないかを確かめることをお伝えしています。
自分でできる対処
順番は、①発生源を取り除く ②換気して乾かす ③足りない分を消臭剤で補うです。 ③から始めると、においが混ざるだけで解決しません。
シート下とレールの溝を、隙間ノズルで吸う
20分シートを一番前と一番後ろにスライドさせ、 レールの溝、シート下、ドアポケットの底、 シートベルトの付け根を懐中電灯で確認しながら吸います。 落ちた食べこぼしは、そこで分解が進んでにおいの元になります。 見えない場所ほど、原因が残っています。
使うもの:家庭用掃除機/隙間ノズル/懐中電灯
フロアマットを外し、叩き出してブラシをかける
15分マットは車外に出して叩き出し、ブラシで毛足を起こしてから砂を吸い取ります。 水洗いをする場合は、乾かす時間を半日以上確保してください。 生乾きのまま戻すと、かえってにおいの原因になります。 ゴム製のマットは、水拭きしてから乾かします。
使うもの:ブラシ/掃除機/(水洗いする場合)乾かす場所と時間
トランクのボードとスペアタイヤスペースを確認する
15分荷物を全部出し、ラゲッジマットとフロアボードを外して底まで見ます。 買い物袋からの液もれ跡、釣り具や作業道具の砂、 スペアタイヤスペースに溜まった水が原因になっていることがあります。 水が溜まっている場合は、拭き取って乾かしてください。
使うもの:掃除機/クロス/(水が溜まっている場合)吸水タオル
重曹を使って、においを吸わせる
数時間〜一晩重曹(炭酸水素ナトリウム)を、においの強い場所へふりかけて数時間おき、 掃除機で吸い取ります。 容器に入れて置いておく方法もあります。 表面に届く範囲での対処で、繊維の内部にある発生源には届きません。 粉が残ると内装に白く残るため、しっかり吸い取ってください。
使うもの:重曹/掃除機/(置く場合)ふた付きの容器
換気と乾燥に時間をかける
半日〜対角のドアを2枚開け、空気が抜ける道をつくって数時間おきます。 日差しのある日のほうが早く抜けます。 湿気が原因の場合、これだけで大きく変わります。 駐車場の状況で長時間開けておけない場合は、 走行中に外気導入で窓を開ける時間を増やしてください。
使うもの:時間/送風機・サーキュレーター(あれば)
最後に、消臭剤で足りない分を補う
5分発生源を取り除いたうえで、残りを消臭剤で補います。 市販の消臭スプレーは、においの成分に反応して弱める仕組みのものが多く、 表面に届く範囲では効果があります。 かけすぎないでください。水分が残り、かえってカビの原因になります。 芳香剤は上書きなので、発生源が残っている限り数日で戻ります。
使うもの:市販の消臭スプレー(使用方法は製品の説明をご確認ください)
32-WASHではオゾン脱臭・スチーム洗浄を行っていません
オゾン発生器とスチームクリーナーを保有していないため、 オゾン脱臭とスチーム洗浄は行えません。 抗菌剤の塗布や、除菌・抗菌をうたう作業も扱っていません。
出張の車内クリーニングでは、オゾン脱臭をメニューに掲げている業者が多くあります。 32-WASHはそれを提供できません。先に書いておきます。
| 作業 | 必要な機材・設備 | 32-WASHの取り扱い |
|---|---|---|
| シート・フロアの抽出洗浄 | リンサー(温水抽出洗浄機) | 行いません |
| オゾン脱臭 | オゾン発生器 | 行いません |
| スチーム洗浄・天井のヤニ取り | スチームクリーナー | 行いません |
| 除菌・抗菌剤の塗布 | — | 行いません |
| エバポレーター洗浄 | 専用の洗浄機材と分解 | 行いません(整備工場の領域です) |
| エアコンフィルターの交換 | 適合フィルター | 行いません |
| 座席・内張りの脱着 | 整備の知識と工具 | 行いません |
| 掃除機がけ | 充電式掃除機・隙間用ノズル | 行います |
| フロアマットの清掃 | ブラシ・掃除機 | 行います(水洗いは行いません) |
| 内装の拭き上げ・内窓・吹出口 | 中性クリーナー・ブラシ・クロス | 行います |
抗菌剤の塗布を行っていないのは、効果の持続を示せる根拠を持っていないためです。 「除菌」「抗菌」をうたう作業は、現時点でひとつも扱っていません。
ニオイを目的にご相談いただいた場合、32-WASHができるのは 元になっている表面の汚れを取り除き、換気と拭き上げでにおいを軽くすることまでです。 原因が繊維の内部にありそうな場合は、その旨を先にお伝えし、 抽出洗浄やオゾン脱臭を扱う専門店をご案内します。 「やってみないとわからない」と言って料金をいただくことはしません。
32-WASHの施工は汚れの除去を目的としたもので、 健康や体調に関する効果をうたうものではありません。 機材と保険の内容は運営者情報と施工ポリシーのページで公開しています。
掃除機がけと拭き上げで軽減できる範囲
発生源が表面にある場合は軽くなり、内部にある場合は戻ります。 この線が、32-WASHでお受けできるかどうかの境界です。
| ニオイの原因 | どこから出ているか | 有効な対処 | 32-WASHの対応 |
|---|---|---|---|
| 砂・食べこぼし・ホコリ | シート下、フロア、隙間 | 掃除機がけと拭き上げ | 対応します |
| 表面の皮脂・べたつき | ステアリング、内張り、シート表面 | 中性クリーナーでの拭き上げ | 対応します |
| こもった空気・湿気 | 閉め切った車内全体 | 換気と乾燥 | 作業中はドアを開けて換気します |
| フロアマットの砂と泥 | マットの毛足の奥 | 叩き出しとブラッシング | 対応します(水洗いは行いません) |
| トランクの液もれ跡 | ラゲッジマットの下、ボードの下 | 拭き上げと乾燥 | 対応します(表面に乗っている範囲) |
| 汗・皮脂が染みたシート | シートの繊維の内部 | 抽出洗浄 | 行いません |
| タバコのヤニ | 天井、内窓、内装のすべての面 | 加熱と低水分の拭き取り | 内窓と樹脂面まで。天井は行いません |
| ペット(獣臭・尿) | シート、フロア、荷室 | 抽出洗浄 | 毛の除去まで。ニオイは戻ります |
| カビ | シート、フロア、荷室の下 | 抽出洗浄+送風乾燥 | 行いません |
| 嘔吐・尿の跡 | クッション材の内部 | 抽出洗浄+送風乾燥 | 行いません |
| エアコン内部 (エバポレーター) | 吹出口の奥にある熱交換器 | 専用機材による洗浄 | 行いません(整備工場の領域です) |
| エアコンフィルターの汚れ | 助手席グローブボックスの奥など | フィルターの交換 | 行いません(交換が先だとお伝えします) |
お受けできる場合の料金
においの軽減だけを目的とした単体メニューはありません。 車内まるごと清掃(単体)の中で、においの元になっている表面の汚れを取り除きます。
| 車のサイズ | 車内まるごと清掃(単体) | 車内清掃セット (洗車+車内まるごと清掃) |
所要時間 |
|---|---|---|---|
| 軽・コンパクト | 6,000円 | 9,000円 | 90分前後 |
| ミドル(セダン・SUV) | 8,000円 | 12,000円 | 105分前後 |
| 大型(ミニバン等) | 10,000円 | 15,000円 | 120分前後 |
車内まるごと清掃(単体)は、先行してご予約を受け付けています。車内清掃セット(洗車+車内まるごと清掃)は、外装の手洗い洗車が始まってからの開始で、開始日は決まり次第お知らせします。 開始日以降のご予約は今からお受けしていて、この表の金額は開始前後で変わりません。 汚れの程度による割増はありません。料金は車のサイズだけで決まります。 平日夜間19〜22時をご希望の場合は3,000円(税込)の割増が加わります。 工程の詳細は出張車内清掃・車内クリーニングのページに、 シートの汚れについては車のシート洗浄・シートクリーニングのページに、 全メニューは料金・見積りのページに掲載しています。
お車の金額を30秒で確認する メニュー・サイズ・お住まいの市町村を選ぶだけで金額が表示されます。入力も登録も不要です。よくあるご質問
ニオイの原因を切り分ける
においの「出方」で切り分けます。原因を決めないまま消臭剤を足しても、においが混ざるだけです。
エアコンをつけた瞬間だけ強く、しばらくすると弱くなるならエアコン内部かフィルター。閉め切って時間が経つと強くなるなら、シート・フロアカーペット・フロアマットなどの繊維。雨の日や梅雨時だけ強いなら、湿気とカビで、フロアの下やスペアタイヤスペースの水たまりが候補です。
乗り込んだ瞬間だけにおうなら、天井の内張りやピラーなど上面に付いた成分。後席・荷室のほうが強いなら、トランクの液もれ跡やラゲッジマットの下。場所を移動するとにおいが変わるなら、シート下・レールの溝・ドアポケットの底に落ちた食べこぼしです。出方と発生源の対応はニオイの発生源を切り分ける方法の表にまとめています。
30分で切り分けられます。マットを外す→2時間換気→閉め切って30分→送風だけ回す→シートを白いタオルで押さえる、の5手順です。
まずフロアマットを4枚とも外して車外に置きます。この状態で車内のにおいが弱くなるなら、原因はマットです。次にドアを全部開けて2時間ほど換気し、閉め切って30分置いてから乗り込みます。においが戻らなければ、換気の不足が原因でした。戻る場合は、発生源が車内のどこかに残っています。
続いてエンジンをかけ、A/Cをオフにして送風だけを回します。ここでにおうならフィルターかダクト、A/Cを入れた瞬間に強くなるならエバポレーターが候補です。最後にシートの座面を湿らせた白いタオルで押さえ、色が移る、または押すと湿り気がある場合は、繊維の内部に発生源があります。この状態は表面の拭き上げでは軽くなりません。
自分でできる消臭
発生源を取り除く→換気して乾かす→足りない分を消臭剤で補う、の順です。最後の工程から始めると、においが混ざるだけで解決しません。
具体的には、シートを一番前と一番後ろにスライドさせてレールの溝・シート下・ドアポケットの底・シートベルトの付け根を隙間ノズルで吸う(20分)、フロアマットを外して叩き出しブラシで毛足を起こしてから吸う(15分)、荷物を全部出してラゲッジマットとフロアボードを外し底まで確認する(15分)。ここまでで、原因の大半に手が届きます。
そのうえで重曹を数時間おいて吸い取り、対角のドアを2枚開けて半日以上換気します。マットを水洗いした場合は、乾かす時間を半日以上確保してください。生乾きのまま戻すと、かえってにおいの原因になります。工程ごとの詳細は自分でできる対処に時間の目安つきで載せています。
どちらも、表面に届く範囲での対処です。発生源を取り除いた後の仕上げに使うと効きますが、順番を逆にすると数日で戻ります。
市販の消臭スプレーは、においの成分に反応して弱める仕組みのものが多く、表面の範囲では働きます。ただしかけすぎると水分が残り、かえってカビの原因になります。芳香剤は上書きなので、発生源が残っている限り元のにおいが戻り、混ざって強く感じられることがあります。
重曹(炭酸水素ナトリウム)は、においの強い場所へふりかけて数時間おき、掃除機で吸い取ります。ふた付きの容器に入れて置いておく方法もあります。粉が残ると内装に白く残るため、しっかり吸い取ってください。これも繊維の内部にある発生源には届きません。
エアコンのニオイ
確認する順番は、エアコンフィルター、次にエバポレーター(熱交換器)です。フィルターのほうが費用が小さく、効果も出やすいため先に見ます。
冷房で発生した結露がエバポレーターに残り、そこにホコリが付いてにおいの元になります。多くの車種では、フィルターは助手席のグローブボックスを外した奥に入っており、車種によっては工具なしでご自分で交換できます。交換の目安は、走行1万kmまたは1年に1回とされていることが一般的です。外して灰色に変色していたり、葉やホコリが詰まっていたりする場合は、交換が先です。この状態のまま他の対策をしても、においは戻ります。
降りる数分前にA/Cを切って送風だけを回し、内部を乾かす使い方を習慣にすると、においが出にくくなります。外気導入と内気循環を使い分け、内気循環のままにし続けないこと、雨の日に持ち込んだ傘や濡れた靴をその日のうちに車外へ出すことも同じ方向の対策です。確認手順は車のエアコンが臭いときにまとめています。
どちらも32-WASHでは行っていません。エアコンフィルターの交換は取り扱いがなく、エバポレーター洗浄は内装を分解して洗浄機材を差し込む作業で、専用の設備と、外した部品を戻す整備の知識が必要なためです。
エバポレーター洗浄は、整備工場・ディーラー・一部のカー用品店で扱っています。費用は作業方法によって幅がありますが、数千円から1万円台で案内されていることが多いようです。実施される工場のお見積りをご確認ください。フィルターは、車種によってはカー用品店で購入してご自分で交換できます。
32-WASHが対応できるのは、吹出口のルーバー(羽根)と周辺のブラッシングまでです。指が入らない隙間を細筆とブラシで掻き出し、隙間用ノズルで吸い取ります。ここにホコリが溜まっている場合は、これだけでも空気の通りが変わります。市販の「エアコン消臭剤」は、吹出口から噴霧するタイプもフィルターの位置から入れるタイプも、表面に届く範囲での対処で、エバポレーターの汚れそのものを取り除くものではありません。
タバコ臭・ペット臭・カビ臭
内窓の油膜除去と、樹脂面・内張りの拭き上げまでは対応します。天井のヤニ取りは行いません。
タバコの成分は車内のすべての面に付着しますが、とくに天井の内張りに多く残り、乗り込んだ瞬間のにおいの主な出どころになります。内窓が白くぼやけるのも、樹脂から出る可塑剤とタバコの煙が膜になるためです。内窓を拭くだけでも、視界とにおいの印象は変わります。
天井を行わないのは、加熱を伴う処理が向く一方でスチームクリーナーを保有していないこと、そして濡らしすぎると内張りの接着剤がゆるんで生地が垂れることが理由です。ご自分で拭かれる場合も、水分を多く含ませないでください。一度垂れた天井は張り替えの領域になります。強く染みついたヤニは、スチーム洗浄やオゾン脱臭を扱う専門店の領域です。
抜け毛は取り除けます。獣臭は軽くなりますが、戻ります。
繊維に編み込まれた毛は吸引だけでは持ち上がらないため、ラバーブラシで一定方向に掻き出し、立ち上がった毛を吸う、という順序で処理します。荷室に直接乗せている場合は、マットの下とスペアタイヤスペースまで確認します。
においの元は、被毛に付いた皮脂と唾液、そしてシートに染みた尿で、いずれも繊維の内部に入っています。尿がシートやカーペットに染みている場合は抽出洗浄が必要な領域で、32-WASHでは対応できません。なお当店の作業は汚れの除去を目的としたもので、アレルギーや健康状態に関する効果をうたうものではありません。
湿気とカビの可能性が高い出方です。フロアマットとフロアボードをめくり、下が湿っていないかを触って確かめてください。
車内でカビが出るのは、水分・温度・栄養(汚れ)の3つがそろったときです。雨の日に濡れた傘や靴を持ち込む、洗車後にドアの内側を拭かずに閉める、エアコンの結露が抜けきらない、といった状況が続くと、シートやフロアの繊維で増えていきます。スペアタイヤスペースに水が溜まっていることもあるため、荷物を全部出して底まで見てください。
この状態を戻すには、繊維の内部に入ったカビと、その栄養になっている汚れを抽出洗浄で取り出し、送風で乾かす工程が必要です。32-WASHはリンサー・オゾン発生器・送風機のいずれも保有しておらず、この作業を行えません。ご自分でできるのは、持ち込んだ水分をその日のうちに換気すること、晴れた日にドアを開けて乾かす時間をつくること、水が溜まっている場所を拭き取って乾かすことです。
32-WASHで対応できる範囲と料金
頼めません。オゾン発生器を保有していないためです。スチーム洗浄、シートやフロアの抽出洗浄、除菌・抗菌剤の塗布も扱っていません。
抗菌剤の塗布を行っていないのは、効果の持続を示せる根拠を持っていないためです。出張の車内クリーニングではオゾン脱臭をメニューに掲げている事業者が多くありますが、32-WASHはそれを提供できません。ニオイを主目的にお探しの場合、オゾン脱臭を扱う事業者のほうがご希望に沿います。
32-WASHができるのは、においの元になっている表面の汚れを取り除き、換気と拭き上げでにおいを軽くすることまでです。原因が繊維の内部にありそうな場合は、その旨を先にお伝えし、抽出洗浄やオゾン脱臭を扱う専門店をご案内します。取り扱いの一覧は32-WASHではオゾン脱臭・スチーム洗浄を行っていませんの表にまとめています。
発生源が表面にある場合は軽くなり、繊維の内部にある場合は戻ります。この線が、お受けできるかどうかの境界です。
軽くなるのは、砂・食べこぼし・ホコリ、表面の皮脂やべたつき、こもった空気と湿気、フロアマットの砂と泥、トランクの液もれ跡(表面に乗っている範囲)です。戻るのは、汗や皮脂が染みたシート、ペットの獣臭と尿、カビ、嘔吐や尿の跡、天井に染みたタバコのヤニです。
ご自分で判断される場合は、シートの座面を湿らせた白いタオルで押さえてください。色が移れば表面側、移らないのに跡が見える、または押すと湿り気がある場合は内部です。写真を1〜2枚、予約フォームの写真アップロード欄からお送りいただければ、どちらに当たるかをご予約の前にお返しします。表面を拭くだけでは戻るとわかっているものを、料金をいただいて引き受けることはしません。
においの軽減だけを目的とした単体メニューはありません。車内まるごと清掃(単体)の工程のなかで、においの元になっている表面の汚れを取り除きます。
料金は、軽・コンパクト6,000円で90分前後、ミドル(セダン・SUV)8,000円で105分前後、大型(ミニバン等)10,000円で120分前後です(すべて税込)。車内まるごと清掃(単体)は、先行してご予約を受け付けています。洗車とセットにすると9,000円/12,000円/15,000円になりますが、車内清掃セット(洗車+車内まるごと清掃)の開始日は決まり次第お知らせします(開始日以降のご予約は今からお受けしています)。汚れの程度による割増はなく、料金は車のサイズだけで決まります。
加算されるのは、エリア別の出張費(滑川町から20km圏内は0円)、ご自身でお選びいただいたオプション、平日夜間19〜22時の割増3,000円の3つだけです。工程の詳細は出張車内清掃・車内クリーニングのページ、シートの汚れは車のシート洗浄・シートクリーニングのページ、確定金額は料金ページの見積りナビでご確認いただけます。
ここに載っていないご質問は、予約フォームの「ご要望・気になっていること」欄からお気軽にお尋ねください。 嘔吐による汚れは車の嘔吐・ゲロの掃除のページに、 料金・キャンセル・雨天時の振替の詳細は料金と見積りのページに記載しています。